2011年4月13日水曜日

「震度」について改めて調べてみる

余震が続いています。

理系出身の自分は、物事の定義とか範囲とかを知りたいという
探究心が強いため、改めて「震度」について調べてみました。

Wikipediaによると震度の種類にもたくさんあり(※以下Wikiより引用)


気象庁震度階級 (JMA seismic intensity scale)

1884年に成立。現在は1996年に修正されたものが使用されており、0から7の10段階(5と6が2段階ずつある)。日本で使用。

メルカリ震度階級 (Mercalli intensity scale)

1902年に成立。後に何度か修正が重ねられ、メルカリ・カンニーニ・シーベルグ震度階級 (Mercalli-Cancani-Sieberg intensity scale, MCS scale) が提案され、1931年にはメルカリ・ウッド・ニューマン震度階級 (Mercalli-Wood-Neuman intensity scale, MWN scale) となり、現在では改正メルカリ震度階級 (Modified Mercalli intensity scale, MMI scale) という。IからXIIの12段階。アメリカ韓国などで使用。

メドヴェーデフ・シュポンホイアー・カルニク震度階級 (Medvedev-Sponheuer-Kárník scale, MSK scale)

1964年成立。IからXIIの12段階。CIS諸国、東欧諸国、イスラエルインドなどで使用。

地震烈度 (China seismic intensity scale, CSIS)

1980年成立、1999年改正。IからXIIの12段階。中華人民共和国で使用。

ロッシ・フォレル震度階級 (Rossi-Forel scale)

1883年成立。IからXの10段階。Xの適用範囲が広すぎること、ヨーロッパの生活を基にした基準であったため、ほかの震度階級が考案され、次第に使用されなくなった。

ヨーロッパ震度階級 (European macroseismic scale, EMS)

ヨーロッパ地震学協会により1988年成立。現在は、1998年に修正されたEMS 98が使用されている。1から12までの12段階。ヨーロッパ各国で使用。



日本で使われているのは気象庁震度階級という震度らしいです。

以下が2009年まで使われていた震度だそう。
最新のものはなぜか更新されておらず。専門家の方、誰か宜しく。

震度階級屋内屋外建物設備・インフラ地形
0地震計(震度計)が検知し、人は揺れを感じない。変化は無い。変化は無い。変化は無い。変化は無い。
1地震や揺れに敏感もしくは過敏な限られた一部の人が、地震に気付く。
眩暈と錯覚する。
変化は無い。変化は無い。変化は無い。変化は無い。
2多くの人が地震であることに気付き、睡眠中の人の一部は目を覚ます。
天井から吊り下げた電灯の吊り紐が左右数cm程度の振幅巾で揺れる。
変化は無い。変化は無い。変化は無い。変化は無い。
3ほとんどの人が揺れを感じる。
揺れの時間が長く続くと不安や恐怖を感じる人が出る。
重ねた陶磁器等の食器が音を立てる。
風が無い時も電線が少し揺れる。変化は無い。変化は無い。変化は無い。
4ほとんどの人が恐怖感をおぼえ、身の安全を図ろうとし始める。机等の下に潜る人が現れる。
睡眠中の人のほとんどが目を覚ます。
吊り下げたものは大きく揺れる。
近接した食器同士がずれて音を立てる。
重心の高い置物等が倒れることがある。
電線の揺れがハッキリ確認できる。
木々の揺れが風でないことが分かる。
歩いていて揺れを感じる。座り込むと揺れていることが確認できる。
自動車の運転中に、突風で一瞬ハンドルを取られる感覚に似て、地震の揺れに気付く人がいる。
木造 : アルミサッシを用いていない古い木造家屋ではガラスが振動して鳴る。
軟弱地盤の湿地等を土地改良した地域に建つ建物は他の地域に比べて大きく揺れる。
老朽家屋では柱と壁に隙間が生じる。
RC造 : 瞬間的にアルミサッシのガラスとガラス留めがズレてビシっと音を立てる。
一部のエレベーターは地震感知後停止する。その後大きな揺れがなければ自動で復旧するものが多い。変化は無い。
5弱ほとんどの人が恐怖感をおぼえ、身の安全を図ろうとする。
歩行に支障が出始める。
天井から吊るした電灯本体を初め吊り下げ物の多くが大きく揺れ、家具は音を立てはじめる。
重心の高い書籍が本棚から落下する。
歩行中にふらつく。木造 : ガスメーターの自動遮断弁が作動する家屋が出る。
耐震性の低い家屋では筋交い・火打等の倍率が低い部位を中心に応力が集中し壁には亀裂が入り、柱の継手部分が破壊する。
RC造 :耐震性を謳っている家屋では柱や梁などの接合部分の軋む音が鳴る。
地中埋設された老朽化が著しい水道本管は地下の揺れで水道管の接合部が緩み断水する地域が表われる。
エレベーターは停止し、保守会社が点検を行わなければ運転再開が不可能となる(以下5強以上の揺れでも同じ)。
軟弱な地盤では亀裂が生じることがある。山地で落石、小さな崩壊が生じることがある。
5強恐怖を感じ、たいていの人が行動を中断する。
食器棚などの棚の中にあるものが落ちてくる。テレビもテレビ台から落ちることもある。一部の戸が外れたり、開閉できなくなる。
窓ガラスが割れたり、補強していないブロック塀が落ちてくる。道路にも被害が出てくる。木造 : 耐震性の低い住宅では壁や柱が破壊するものがある。
RC造 : 耐震性の低い建物では、壁や柱に大きな亀裂が入るものがある。耐震性の高い建物でも壁に亀裂が入るものがある。
停電する家庭が出てくる。ガス・水道管に被害が出て、利用できなくなる。軟弱な地盤で、亀裂が生じることがある。山地で落石、小さな崩壊が生じることがある。
6弱立っていることが困難になる。
固定していない重い家具の多くが動いたり転倒する。 開かなくなるドアが多い。
かなりの建物で、窓ガラスが割れたり、壁のタイルが落下する。木造 : 耐震性の低い住宅は倒壊するものがある。耐震性の高い住宅でも壁や柱が破損するものがある。
RC造 : 耐震性の低い建物では、壁や柱が破壊されるものがある。耐震性の高い建物でも壁、梁(はり)、柱などに大きな亀裂が生じるものがある。
一部の列車が脱線する。エレベーターは機器やシャフトが損傷し、乗客が長時間閉じ込められることもある。
6強立っていることができず、はわないと動くことができない。多くの建物で、壁のタイルや窓ガラスが破損、落下する。補強されていないブロック塀のほとんどが崩れる。
老齢の中高木は根元から折れることがある。
木造 : 耐震性の低い住宅は倒壊するものが多い。耐震性の高い住宅でも壁や柱がかなり破損するものがある。
RC造 : 耐震性の低い建物は倒壊するものがある。耐震性の高い建物でも、壁や柱が破壊するものがかなりある。
ガス管、水道の配水設備に被害が出、広い範囲でガス・水道が止まることがある。また、一部の地域で停電する。都市ガス会社はこの震度で供給を停止する。震央付近の地域では地割れが確認できる。
植林の少ない地域では山崩れが発生する。
7落下物や揺れに翻弄され、自由意思で行動できない。
ほとんどの家具が揺れにあわせて移動する。
テレビ等、家電品のうち数kg程度の物が空中を飛ぶことがある。
重さ数十kgの墓石の上部が倒れる。
細い中木や高木は根元から折れるものがある。
ほとんどの建物の外壁タイルが剥離、窓ガラスが破損し地上に落下する。
耐震性の高い住宅・建物でも、傾いたり、大きく破壊されるものがある。電気・ガス・水道等の主要ライフラインの供給が停止する。
多くの道路の表装がめくれ、通行が困難になる。
鉄道・高速道路等の広域交通機関が破壊される。
都市機能が消滅し、周辺地域と孤立する。
大きな地割れが生じる。
地滑り・山崩れが発生する。
地表部の隆起等で地形が変形する。

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